パブロ・ピカソ
Pablo Picasso
テッィツアーノ名作シリーズの愉しみ:ビーナスと音楽家と愛人;「156シリーズ」より P1.51
1970
エッチング ED 50
27×34.7cm
Frame:57.8×64.0cm
文献:Bloch 1906 / Baer 1912 Ba
マージン部分と作品裏面に薄いマットヤケ有り。
作品画面下に、サインスタンプ・ED記載有り
ABOUT パブロ・ピカソ
スペイン生まれの世界的な画家パブロ・ピカソは、その生涯で一万点を超える油絵・デッサンを残し、10万点にも及ぶ版画、その他数百点の彫刻や陶器作品を製作するなど、最も多作な美術家であるとしてギネス・ワールド・レコード(ギネス世界記録)に登録されています。
(およそ1万3500点の油絵と素描、10万点の版画、3万4000点の挿絵、300点の彫刻と陶器を制作。)
ピカソは「キュビスム(キュービズム)」と呼ばれる芸術動向の創始者とされ、従来の遠近法(一点透視図法)によらず、異なる複数の視点からとらえた物体の形を一つの画面に描写し、断片化された平面として再構成する独自の表現方法を確立。ピカソの画風は、キュビスム以降も古典的で量感のある母子像を描いた「新古典主義」、「シュルレアリスム」、大作≪ゲルニカ≫にみられる戦争の悲惨さを訴える表現など、常に変化しつづけていました。
BIOGRAPHY
1881年 スペイン南部マラガで生まれる。
美術教師をしていた父のもと、幼少時代から絵画に非凡な才能を示す。
1900年 パリに定住。ロートレックの影響を強く受ける。
1901-04年【青の時代】
青は貧困や悲しみを象徴しており、貧民を題材に哀感溢れる作品を制作する。
1905-06年【バラの時代】
「青の時代」より温かみのある色調で旅芸人やサーカスを主題とした作品を描く。
1907年 キュビズムの記念作『アヴィニヨンの娘たち』を製作。
ブラックらと共にキュビズムを発展させる。
1937年 ゲルニカ作成。パリ万博スペイン館にて発表する。
1953年 この年より晩年まで、版画や素描を自己表現的なテーマに集中して制作。
1955年 南フランスの陶芸の街、ヴァロリスに移り住む。
1973年 南フランスのムージンの別荘で逝去。享年91歳。
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