ピンクと青の色彩のコントラストが
とても綺麗な作品です。
辰野登恵子作品特有の形態の線が勢いよく描かれてあり、
とても軽やかでリズミカルで華やかな印象の作品です。
額状態 : B(若干の傷や汚れがあります)
こちらの作品のお届けは、1週間〜10日となっております。
ABOUT 辰野登恵子
辰野登恵子は、タイルの壁などから着想した格子状やストライプの線の連続と反復を基にして、線描の強弱や僅かな滲みなどにより生まれる形象化を、版画やドローイングなどに描き、当時のポスト・ミニマリズムの動向にも関心を寄せながら、絵画というメディアの復帰へ果敢に挑戦しています。
画面の中に描かれている特徴的なモチーフ(アラベスク・矩形の連鎖によるダイヤ形・方形・球形・雲形など)を、堅牢で厚目のテクスチュアを用い豊潤な色彩の有機的造形を描く独自の表現を追求しています。独創的な色彩と、豊穣な質感に立体的で重力感が加わった画面は、絵画でしか実現しえない空間造形をつくりあげています。
1995年には史上最年少の45歳で東京国立近代美術館での個展が開催され、翌年に第46回芸術選奨文部大臣新人賞を受賞、2013年に第54回毎日芸術賞を受賞するなど、今日の現代絵画を代表する画家です。
BIOGRAPHY
1950年 長野県生まれ
1974年 東京藝術大学大学院美術研究科修了
1973年 村松画廊にて初個展
1982年 国際青年ドローイング・トリエンナーレ(ニュルンベルク)にて受賞。
1995年 東京国立近代美術館にて個展。
1996年 第46回芸術選奨文部大臣新人賞受賞
2005年 多摩美術大学教授を務める
2012年「与えられた形象 辰野登恵子 柴田敏雄」展(国立新美術館)
2013年 第54回毎日芸術賞 受賞
2014年 9月逝去
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