私は川沿いをよく歩きます。その川沿いには花壇があります。時期が来ると種が植えられ綺麗な花が咲きます。そして時期が来ると枯れた花は抜かれ何もなくなります。
不毛という言葉を考え世の中の不毛は故意だと感じました。恐らく世界は満ちている。満ちている故に不毛な道を歩む。川沿いの花壇に咲く花は今日も理不尽な自由で咲きこちらを見ているような気がしました。
この作品は隅田川沿いに人工的に植えられた植物たちです。私はこの植物たちが光に向け花を咲かせる光景から最初理不尽な自由を感じました。それは与えられた命、限られた栄養、都合によって抜かれる姿からです。ですがその限られた時間の中で、私を含む誰かのために存在する空間と、この資本主義の世界で生きていく私達がまさに同期してるように感じました。すべては満ち足りているのではないか？そんな疑問符を抱き制作しました。
本作品は、額装されておりません。作品のまま壁に掛けることもできますが、お部屋に合わせ別途額装のご相談も承ります。
本作品のお届け期間は1週間～10日となります。
BIOGRAPHY
1981年 大分県 生まれ
2004年 東京造形大学 造形学部 美術学科 絵画専攻 卒業
2021 年 谷正也展「囲まれた色彩”The enclosed vividness”」Metsa Hifive Gallery
2019年 2019 23rd SHANGHAI ART FAIR 出品（COARTZ）
2019年 谷正也 展「CHANNEL」WALLS TOKYO
2018年 「 BLOOMING FLOWER」東急プラザ銀座
2018年 谷正也 展「Multiple locations”」日本橋三越本店 アートスポット
2017年 谷正也展 「 ANCHOR」 WALLS TOKYO
2017年 「ホルベイン・スカラシップ選抜展 VOL.4 2017〜布石〜」REJINSHA GALLERY
2015年 第10回タグボートアワード 審査員特別賞 天明屋尚賞
2015年 TERRADA ART AWARD 2015 優秀賞 REBIRTH PROJECT賞
2015年 第30回ホルベイン・スカラシップ奨学生
2014年 「風景の稜線」東京ワンダーサイト渋谷
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