アンディ・ウォーホル
Andy Warhol
WILD RASPBERRIES
1959
オフセットリトグラフ、手彩色
43.5×27.3cm
Frame:60×44cm
WILD RASPBERRIES《野キイチゴ》
アンディ・ウォーホルの1950年代の挿画本になります。
オフセットリトグラフの上に水性染料(ドクター・マーティン社製
水性アニリン染料)での着彩になりますので、1点ずつ色彩が異なります。
こちらの作品は、1冊の挿画本(22ページの綴じられた本)を1枚ずつ額装した
作品になります。
アンディ・ウォーホルの他とは異なる、ゆるやかなかわいらしさが表れて
いる作品です。
作品は全体的に、薄い黄ヤケが見受けられます。また、薄い紙の手彩色作品
ですので、全体的にゆるやかなたわみがあります。
額状態:新品
本作品はギャラリーにお越しのお客様にお買い上げ頂きました。
誠に有難うございました。
WALLS TOOKYO スタッフ一同
2015年7月
ABOUT アンディ・ウォーホル
世界でも最もポピュラーな20世紀後半を代表するポップアーティストです。1962年にキャンベルスープ缶のシリーズを発表以降、コカコーラや洗剤等の消費財やマリリンモンロー、エルヴィスプレスリー等の有名人など、大衆社会のわかりやすい素材をモチーフにした作品を発表しています。いち早くシルクスクリーンの技法を取り入れ、大量生産・大量消費という高度資本主義の構造をアートに持ち込みながらも、同時に彼の作品からはそういった時代背景へのある種のシニカルさが感じられます。その人生観を含めた生き様そのものが伝説的な存在となっています。
ウォーホルの作品やモチーフは、多くの雑誌や広告で目にすることが多く、廉価なポスターやキャラクター商品の流通量も多いため、極めて身近な印象を受けます。一方、制作部数が限定されたシルクスクリーンについては、その希少性と人気から、作家の中でも最高位の価格で取引されています。世に溢れたモチーフの作品であっても実際に作家本人のサインが入った「本物の」作品を目にすると、そのカリスマティックな魅力に吸い込まれてしまいます。
BIOGRAPHY
1928年 ピッツバーグにてスロバキア移民の子として生まれる。
1949年 カーネギー工科大学にて広告芸術を学び卒業。
1950年 『ヴォーグ』など雑誌の広告やイラストを手掛ける。
1961年 キャンベルスープの缶やドル紙幣をモチーフにした作品を描く。
1962年 シルクスクリーンプリントを用いて作品を量産するようになる。
1964年 ニューヨークにファクトリーと呼ばれるスタジオを構える。
1968年 拳銃で狙撃される。
1970年 「ライフ」誌によってビートルズとともに「1960年代にもっとも影響力のあった人物」として選ばれる。
1974年 初来日
1983年 TDKカセットテープのCMにも出演
1987年 NYにて死去。58歳。
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