秋野 秀韻
Hibiki Akino
万年青
2019
宣紙、墨、膠、顔料 original
45.5×50.6cm
Frame:55.5×72.0cm
- 本体価格
- ¥199,000-
- 国内送料
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- 消費税
- ¥20,200-
- 合計
- ¥222,200-
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作家のコメント:
「真夏の炎天下でも、凍てつく寒空の下でも、いつも生き生きと丈夫なため、庭先で雑に扱われていたオモト。その生命力の強さや葉や根の造形美に惹かれた。オモトは一年中青々と張りのある美しい緑の葉でいることから長寿や健康をつかさどる縁起の良い植物とされている。徳川家康が江戸へ移る際に送られたオモトを城に持ち込んだところ大繁栄したことから、新居へ持ち込むことで運が開けると引越し祝いとして送る風習も広まったらしい。」
こちらの作品は、額装されております。額も含めた価格になります。
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ABOUT 秋野 秀韻
工筆花鳥画とは特殊な描き方・技法を用いた緻密で繊細な中国固有の絵画である。その特徴的な線描は中国絵画の本質的な表現形式のひとつである。「書画同源」という言葉があるように書法なくして中国絵画は成立しない。描かれている画題においてフォルムや色彩のみならず、それを構成する描線の筆法に重きをおいている。抑揚や緩急のある運筆、そしてその筆線の構成に作家の「意境」つまり内在的な精神を表現する。秀麗で端正な花鳥画からは紙に躍る筆のリズムが、線描からは命の臨場感や息吹が聴こえる。
中国昆明にて生命力に満ち溢れ、奇妙で神秘的で艶やかな熱帯植物たちとの出会いや喜び、彼らと同じように日を浴びながら彼らと対峙し、その姿を描きとめたひと時記憶は今も残っている。どの植物もひとつの森のようで、群れをなしてフォルムと色彩と生命とを奏でながら佇んでいた。今画題となっている彼らの中にもそれを見ている。
帰国後は心惹かれた植物たちをひとつひとつ集め育て、その成長を見守りながら写生をする日々。音のひとつひとつの重なりがメロディーを構築するように様々な角度からモチーフの写生を重ね、相互の関係性と空気感を大切にしつつ、画題と余白とが音色を重ねて協和音を奏でるよう一幅の画面において構成しながら創作している。
BIOGRAPHY
1999〜2003年
広島市立大学芸術学部デザイン工芸学科
2005〜2006年
北京語言大学漢語コース
2006〜2008年
中央美術学院国画系
2010年 第12回 ドローイング・デッサン・版画コンクール 入選(パリ コレクション・プリヴェ美術館)
2011年 第51回 日本南画院展 入選(東京 国立新美術館)
2013年 第1回 空想美術大賞展 入選(東京 伊藤忠青山アートスクエア)オークションにて買上
2018年 第86回 独立展 入選(東京 国立新美術館)
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