特徴的な有元利夫作品の一枚です。
とても美しく、穏やかさと優雅さが滲み出ている作品です。
文献:「有元利夫全作品 1973-1984」新潮社 1991年 Print56
作品状態は良好です。
(マージン所々に染み有り。)
サイン、制作年、エディションの記載あり。
額状態:C(傷や汚れが目立ちます)
本作品のお届け期間は1週間~10日となります。
ABOUT 有元利夫
有元利夫は、1978年に具象洋画の登竜門であった安井賞展において、安井賞選考委員会賞を受賞。さらに81年の同展で大賞である安井賞を受賞し、将来に大きな弾みをつけた4年後、この世を去ります。
アトリエで何年も寝かせながら描いていたという独自の画風は、イタリアのフレスコ画や日本の仏画の影響を受けており、風化した味わいがあります。その詩的な静寂につつまれた作品は、今なお色あせることなく、観る者にそれぞれの物語を想起させます。
早逝したこともあり、残された作品数は決して多くはない、非常に人気の高い作家です。
BIOGRAPHY
1946年 岡山県津山市に生まれる
1969年 東京藝術大学美術学部デザイン科入学
1972年 卒業制作「私にとってのピエロ・デラ・フランチェスカ」10点連作が大学買い上げとなる
1973年 電通にデザイナーとして就職
1976年 退社し、東京芸大の非常勤講師となり、画業に専念
1978年『花降る日』で安井賞特別賞を受賞
1981年 『室内楽』で第24回安井賞を受賞
1985年 逝去(享年38歳)
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