この度、Walls Tokyo では初となる磯上尚江（いそがみ・ひさえ）の個展「宇宙の家」を開催する運びとなりました。

 

磯上尚江は埼玉県生まれ。東京造形大学を卒業後、沖縄県立芸術大学大学院を修了。
これまで木版画を中心に作品を発表してきました。「絵の具を摺り重ねていくことで、美しく繊細な色面とマチエールの層を生み出すことを目指す」という磯上の木版画は、中間色が層となり、時の経過や刻々と変化する陽の光によってさまざまな表情を見せる自然界が持つ色彩を想起させます。
本展では、宮沢賢治の造語で心象世界にある理想郷を意味する「イーハトーブ」に着想を得て、現実世界と地続きにある理想郷をイメージした詩情豊かな作品を展示します。

 

磯上 尚江　Hisae Isogami

1979　埼玉県生まれ
2003　東京造形大学卒業
2005　沖縄県立芸術大学大学院修了

2022
「日本版画協会展」 入選（ 賞候補）
ワークショップ「バレンをときほぐす」 千葉市美術館
「版と言葉」 沖縄県立芸術大学　

2021
「桃園国際版画展2021 Taoyuan International Print Exhibition」
「墨―フュージョン国際木版画展」 奈良県文化会館
「CWAJ 現代版画展」 アートフロントギャラリー
その他、個展、グループ展、国際版画交流展等多数

個展（近年開催のもの）
2023 個展 san-ai gallery
2021 「 磯上尚江 木版画展 2021」 san-ai gallery（ 東京）
2019 「 磯上尚江 木版画展」 san-ai gallery（ 東京）
2017 「 磯上尚江 木版画展」 MUSEE F（ 東京）

グループ展/ 受賞歴 （近年開催のものから抜粋）
2024 「 雲？雲！？雲！！雲の百面相展」 鹿沼市立川上澄生美術館
2023 「美術と街めぐり展」 埼玉会館
Involved-Texture Printmaking Studio
国際版画交換制作プロジェクト ギャラリー誠文堂
「 未来への視座グループ展」 ギャラリーTEN