川上シュン 展「visible and invisible / 可視と不可視」 2024.5.22 wed - 6.8 sat 開催
この度 Walls Tokyo では、川上シュン個展「visible and invisible / 可視と不可視」を開催します。
可視と不可視
日本の伝統的美意識とデザイン視点を取り入れた作品づくりを継続する川上シュンが、 常に関心を寄せているのは、可視と不可視の表現である。
安土桃山時代に確立された美術表現と言われる、余白や見立てなどの目には見えない美意識や表現が、 作品づくりの意識の根底に置かれ、そして、侘びと寂びのつつましく、 質素なもの中にある趣。時間の経過によって表れる変化が織りなす多様な美しさ。 この古典的美を、現代的視覚表現や印刷技術、そして、伝統工藝の技術、デジタルとクラフトの技術及び手法を結合させることで、独自の実像と虚像が共存する作品を生み出している。
日本の古美術と現代美術の間に流れる目に見える美と、目には見えない美意識。また、人類の営みや時間の経過によって紡がれてきた歴史や、決してポジティブではない自然環境の変化。 過去と現在、そして未来へとつなぐべき美を見出し、それらを一つの作品として融合させる表現の模索を、この展覧会で公開されます。
川上シュン shun kawakami
art director / artist
founder of artless Inc.
ブランディングエージェンシー artless Inc. 代表。
グローバルとローカルの融合的視点を軸としたブランドアイデンティティからデザイン、そして、建築やランドスケープまで包括的なブランディングやクリエイティブディレクションを行っている。
また、アーティストとしての活動も行っており「日本独自の美的理念」へ回帰しながらも「アートとデザイン」そして「東洋と西洋」を融合的に捉え、独自の視点と美意識でのグラフィックアートやインスタレーションの発表も行う。
受賞歴
NY ADC Young Guns 6、NY ADC、NY TDC、ONE SHOW、D&AD、RED DOT、IF Design Award、DFA: Design for Asia Awards、カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル/金賞など、多数の国際アワードを受賞。