「碧のむこうに」
須惠朋子 Tomoko Sue
2017.11.23 thu - 12.16 sat
須惠朋子の作品は、岩絵具を用い海や空をモチーフとして描いています。 作品の特徴は、何といっても色彩の美しさです。日本画の岩絵具特有の美しさが際立っています。 岩絵具の美しさに惹かれて美術大学の日本画専攻を選んだというほどに、作家は岩絵具の美しさに惚れ込んでいます。 岩絵具は扱いが非常に難しく、美しい画面をつくりだすには技術と繊細な表現力が必要です。 20年余りをかけて習得した技術と、須惠朋子の繊細な感受性・表現力を持って、ひとつひとつの作品が描かれています。 作品の色彩の美しさは、写真などでは伝えきれないほどです。 様々な媒体があり、見せ方・伝え方が多様化している現在ではありますが、 作品の前に身を置いた時の感動や魅力・力強さを感じることができるのは絵画の大きな魅力であり特徴です。 須惠朋子の作品はまさに、絵画でしか表現の出来ない作品です。 はっとする程に美しい色彩の広がる須惠朋子の作品を、白山のギャラリーで ぜひご覧くださいませ。