Introducting Artists

About

Bernd Becher & Hilla Becher

ベルント&ヒラ・ベッヒャー

二人は1959年から、給水塔、冷却塔、溶鉱炉、車庫、鉱山の発掘塔などドイツ近代産業の名残が残る、戦前の建築物をともに撮影するようになります。「無名の彫刻」と命名したそれらの写真は冷徹に撮影者の主観をなくした客観的な表現方法はミニマリズムの範疇で語られることも多く、特に1980年代以降に現代アートとして高い評価を受け、活躍の場を欧州、米国へと拡大しています。彼らが導き出した技法は「ベッヒャー派」として多くの人々に影響を与え、次世代の優秀なドキュメンタリー写真家、アート写真家を生み出しました。

Biography

1959年より二人での活動を開始
1990 第44回ヴェネツィア・ヴィエンナ−レ、彫刻部門金獅子賞受賞。
2004 ハッセルブラッド国際写真賞を受賞

ベルント・ベッヒャ−      
1931 ドイツ・ジーゲンに生まれる。       
1947~50 ジーゲンで室内装飾画として修行。広告写真家および航空写真家としての仕事に従事
1953~66 デュッセルドルフ美術アカデミ−でタイポグラフィ−を学ぶ。   
1976 デュッセルドルフ美術アカデミー 写真部門の教授に就任。   
2007 他界

ヒラ・ベッヒャ−
1934 ドイツ・ポツダムに生まれる。
1957 デュッセルドルフに移る。写真家を志し修行する。
1958~61 同美術アカデミーで写真を学ぶ。
1972~73 ハンブルク造形芸術大学の客員講師。

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