INTRODUCTING ARTISTS
KAWS
カウズ
KAWSはストリートアートだけではなく、プロダクトデザイン、ファインアート、コマーシャルアートの境界を難なく超えています。 特徴的な「×」印の目のモチーフや、NYのビルボード広告や公衆電話ボックスにしたストリートアートで一躍有名になりました。 1974年ニュージャージー生まれ。地元でストリートでのグラフティアーティストとして活動後、NYへ移住し、広告やバスの待合所、公衆電話ボックスに設置された広告の絵柄にアイロニックでセンセーショナルなストリートアートを手がけるようになりました。 そういった活動がコマーシャル・アートとのコラボレーションにつながりました。その活動範囲も今やヨーロッパ、アジアに及びます。 ポップで可愛い絵柄の中にクローズアップされた体のパーツからは、鑑賞者の苦悩や本能を間接的に呼び起こすようでもあります。 また最近のフィギュレーションと抽象が混在する彼の作品は、コンテンポラリーカルチャーが持つカオティックな性格を反映しているともいえます。 1997年の初期時に東京のビルボード広告に絵を描いて以来、ファッションブランドや玩具のデザインなど、日本のストリートカルチャーにも深く関わってきました。彼のペインティングやドローイング、またスカルプチャーは様々な美術館やアートギャラリーで展示されています。 2013年には東京のカイカイキキギャラリーにて個展、「Ohhh…」を開催し、抽象的にアレンジされた漫画のペインティングなどを展示しました。 来年も多くの個展や、エキシビジョンの参加を予定しているKAWSからますます目が離せません。
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