INTRODUCTING ARTISTS
Robert Indiana
ロバート・インディアナ
information ロバート・インディアナは1960年代のポップアートの中心人物です。彼は「LOVE」という言葉を象徴的に扱った作品で最もよく知られています。「LOVE」は1964年彼が友人や知人に送ったカードという形で初めて制作されました。アメリカ中西部にルーツを持つ彼は、交通標識や店舗サインの意匠を援用しながら、記号、言語などの美術における実効性を模索してきました。 インディアナは1961年、当時のアメリカ広告の持つエネルギーや大胆なグラフィック・デザインのセンスへの親近感から、絵画シリーズを開始しました。アメリカの大量消費社会的傾向や政治的な行き過ぎなどからインスピレーションを得ることで、彼の制作スタイルは確立されていきました。特に「LOVE」と言う作品は1960年代のポップアイコンにし、今でも世界各地のモニュメントにもなっています。この作品の他にも数字や、単語などをモチーフに数多くの制作を行なっています。 また、1973年2月14日のバレンタインデーに米国郵政公社はインディアナのデザインを記念切手として発行 。その後はスペイン語(amor)、ヘブライ語(ahava)に翻訳され、彼の作品は、広くデザインとしても引用されます。近年では大統領選のスローガンとして、バラク・オバマ氏を支援するために、愛を希望に置き換えたバージョンも制作。 彼は 2018年89歳で亡くなるまで精力的に活動を続け、その後は回顧展 「beyond Love」がホイットニー美術館で開催されました。
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