INTRODUCTING ARTISTS
Hasui Kawase
川瀬 巴水
大正から昭和にかけて活躍した川瀬巴水。日本の伝統的な版画の技術を継承しながらもそれをさらに発展させ、新版画を牽引した画家として位置付けられています。 川瀬巴水は日本の原風景を求め、各地を巡りながら丁寧な観察と、季節や天候、そして時の移ろいを豊かに表現し「旅情詩人」とも呼ばれました。巴水の持つ、美しい色彩感覚は、まるでその場にいるかのようなリアリティを持った画面として成り立ち、あのスティーブ・ジョブスも虜にしました。ジョブスが亡くなる直前、病室には巴水の作品が飾られていたといいます。
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