INTRODUCTING ARTISTS
Enrico Isamu Oyama
大山エンリコイサム
大山エンリコイサムは、1970〜80年代のニューヨークのヒップホップ文化をもとに始まるストリート表現、エアロゾルライティングという手法を用いる。これはスプレーなどで、壁やシャッターにイラストや図を描くものだが、彼の場合それを独自の解釈で発展させ、さらにクイックターン・ストラクチャーと呼ばれる形を生み出した。 そしてその形を既存の絵画へと絡ませ新たなリズムを生み出した作品群を製作している。元々ライブペイントもしていた側面から、計画的に作る部分と身体的な動きを大切にしている即興的に描く部分とが混在し、そこも彼の作品の魅力だろう。 国内外美術館やギャラリーでの個展活動や、近年はコムデギャルソンとのコレボレーション、また、壁やカンヴァスに留まらず、服や映像作品など多岐にわたる活動を続けている。その他、アゲインスト・リテラシー、ストリートアートの素顔など著書も多数出版している。
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