Introducting Artists

About

JR

JR(ジェイアール)

1983年生まれ。屋外の建物や通りに巨大な写真を貼るというグラフィティ表現を用いる、フランス出身のアーティスト。世界各地で弾圧や貧困、差別のもとで暮らす人々を撮影し、それを現地の人たちと壁に貼る活動を展開しています。いわば彼は全世界の壁に無料で作品を展示しているようなもので、通常美術館に行かない人でもアートに触れることができます。JRの匿名性と彼の巨大な肖像画は、制作者、制作への参加者、通行人が出会う自由な空間を形成します。彼の作品の本質は、「分断のなき関係性の体験」ということだといえるでしょう。

Biography

2010年のカンヌ映画祭(批評家の週)でドキュメンタリーが発表される。2011年、「世界を変えるアイデア」に賞をあたえる「TEDプライズ」を受賞。展覧会は、第54回ヴィネチア・ビエンナーレ(2007年)、「時代の肖像展」(テート・モダン、2008年)、「パリ・デリー・ボンベイ展」(ポンピドゥー・センター、2011年)などに参加。2019年にはルーブル美術館入口のピラミッド周辺のナポレオン広場前で400人のボランティアが参加した大掛かりなインスタレーションを行った。

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