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Shigeo Anzai

安斎重男

1970年から現在まで、現代美術の現場を精力的に記録してきた写真家、安斎重男。リチャード・セラやダニエル・ビュレンらの助手兼記録カメラマンをつとめた1970年の「東京ビエンナーレ」を皮切りに、モノとして現存し得ないパフォーマンス、ハプニング、インスタレーション等を撮影した作品を発表。また、イサム・ノグチなど数多くの芸術家の肖像や国内外の重要な展覧会を取材したものなども手掛け、現場をとらえる感覚と力量には国際的にも定評があります。現代アートの歴史化に必要不可欠な存在として異彩を放つ稀有の写真家です。

Biography

1939年 神奈川県厚木市に生まれる
1957年 神奈川県立平塚高校応用化学科卒業
1970年 美術家たちの作品の記録を開始
1978年 ロックフェラー財団の奨学金を得てニューヨークに滞在
1994年 神奈川県立近代美術館で「写真と彫刻の対話─安齊重男 眞板雅文」展
2000年 国立国際美術館で「安斎重男の眼 1970-1999:写真がとらえた現代美術の30年」など展覧会多数
2004年 多摩美術大学で教鞭を執る

写真集『ANZAΪ Homage to ISAMU NOGUCHI』(Imex Inc.,1992)や『CARO by ANZAΪ─Photo-essay by Shigeo ANZAΪ』(扶桑社,1992)などが刊行されている。

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