INTRODUCTING ARTISTS
Toshio Arimoto
有元利夫
有元利夫は、1978年に具象洋画の登竜門であった安井賞展において、安井賞選考委員会賞を受賞。さらに81年の同展で大賞である安井賞を受賞し、将来に大きな弾みをつけた4年後、この世を去ります。 アトリエで何年も寝かせながら描いていたという独自の画風は、イタリアのフレスコ画や日本の仏画の影響を受けており、風化した味わいがあります。その詩的な静寂につつまれた作品は、今なお色あせることなく、観る者にそれぞれの物語を想起させます。 早逝したこともあり、残された作品数は決して多くはない、非常に人気の高い作家です。
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