INTRODUCTING ARTISTS
Tomokazu Matsuyama
松山智一
WALLS TOKYOが注目するアーティストの一人です。上智大学経済学部卒業後、NYのNY私立美術大学院 プラット・インスティテュート(Pratt Instititute)コミュニケーションズ・デザイン科を首席で卒業、その後NYにて作家活動を行うという異色の経歴を持っています。 日本的なモチーフをポップな色彩で解体するという独特の世界観を醸し出し、特徴的なレイヤードが織りなす繊細なマチエールは作品を間近で目にするほど際立ち、ポップカルチャーからファインアートまで俯瞰的に捉えた作風も特徴的です。 アジア最大級の商業施設である香港の「ハー バーシティ」にて個展を開催。 ハーバーシティの正面入り口「フォーコート」では、毎年一組のアーティストが パブリックアートの展示を行っています。これまでKAWS、草間彌 生、Yue Minjunといったアーティストが大規模な展示を行い、昨年はオランダ人アーティ ストが巨大な「ダバーダック」を港に浮かべたことでも話題を呼びまし た。 今年、若手アーティストとしては初となる松山が選出され、施設のメインエント ランス正面に、高さ6.5メートルのステンレススティール製立体 「Sky Is The Limit」が展示されました。 アリシア・キーズの夫であり、名HIPHOPプロデューサーであるスウィズ・ビーツがコレクターとして知られています。また、近年では作品がマイクロソフトコレクションやドバイ王室コレクションに収蔵され、ハーバード大学で講演を行うなど活動の幅を広げており、世界のコレクターが注目していることは間違いありません。 発表作品は海外コレクターが直接購入することが多く、日本で流通している作品を手に入れることは困難です。
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