INTRODUCTING ARTISTS
Pablo Picasso
パブロ・ピカソ
スペイン生まれの世界的な画家パブロ・ピカソは、その生涯で一万点を超える油絵・デッサンを残し、10万点にも及ぶ版画、その他数百点の彫刻や陶器作品を製作するなど、最も多作な美術家であるとしてギネス・ワールド・レコード(ギネス世界記録)に登録されています。 (およそ1万3500点の油絵と素描、10万点の版画、3万4000点の挿絵、300点の彫刻と陶器を制作。) ピカソは「キュビスム(キュービズム)」と呼ばれる芸術動向の創始者とされ、従来の遠近法(一点透視図法)によらず、異なる複数の視点からとらえた物体の形を一つの画面に描写し、断片化された平面として再構成する独自の表現方法を確立。ピカソの画風は、キュビスム以降も古典的で量感のある母子像を描いた「新古典主義」、「シュルレアリスム」、大作≪ゲルニカ≫にみられる戦争の悲惨さを訴える表現など、常に変化しつづけていました。
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