INTRODUCTING ARTISTS
Sako Kojima
児島サコ
自らがハムスターに扮し檻の中で一週間暮らすパフォーマンスや、立体作品、ペインティングで知られる児嶋サコ。児嶋のメインモチーフとなっている動物の姿には悲喜劇が共存し、人間の中にうごめくマイナスな心情をコンセプトにしつつも、ユーモアを交え、独特な魅力で見る者を彼女の世界へ連れ込みます。彼女のペインティングは一見速筆で荒く描かれたようでありながら、その下地は何度も塗り重ねられており、いくつものイメージを繰り返し描いた後に出来上がります。半具象のような筆跡や荒々しいマチエールは、抽象的であるからこそ見るものの心情を投影させます。
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