田中宏美
Hiromi Tanaka
私は作品に view とタイトルをつけます。それは、絵画とはそれを見る人を受け止めて、日常とは違う空間に連れていってくれる風景であってほしいと考えているからです。
生きているものの生命力と、大自然の中にいるようなすがすがしさとが共存するような表現はできないかと考え、綿布に積層に重ねたアクリル絵具を削り、表層に表すことで、現実的には冷たい雪の風景を、暖かみや雪に閉ざされた中で春を待ち、春に備える木々の力強さなどを絵の中で表現したいと考えています。
私の絵を見る前より、少しでも爽やかに晴れた気持ちになってくれたら幸せです。