三沢厚彦
Atsuhiko Misawa
日本で最も注目されている彫刻家の一人三沢厚彦は、2000年より等身大の動物を題材とした「ANIMALS」の制作を開始し、その卓越した技術に裏付けられた独特の作品は高く評価されています。2007年より全国の美術館で精力的に個展を開催し、独創的な三沢ワールドを広げています。制作の際、ドローイングを描き重ねる中で、イメージを固めてから、樟(クス)を素材に鑿(のみ)を入れますが、鑿痕(のみあと)を体に残し、油絵具でいろどられた動物たちは、生き生きとした生命力が感じられ、独自の存在感を放っています。